C型慢性肝炎とその治療 C型慢性肝炎の診断

監修:医療法人社団 静山会 清川病院 病院長
飯野 四郎 先生

C型肝炎ウイルス抗体陽性と診断されたら

C型肝炎ウイルス抗体陽性=C型慢性肝炎ではない

抗体は細菌やウイルスに感染したときに体の中で作られる物質で、陽性だからといって現在感染しているとはいえません。現在も感染しているかどうかを知るためにはC型肝炎ウイルス遺伝子検査が必要です。ウイルス遺伝子検査が陰性であれば、過去に感染したけれども現在はウイルスが排除され治っていることを示します。仮にウイルス遺伝子検査が陽性で、感染が確認された場合でも、肝機能異常がなければ無症候性キャリア(持続感染者)として、通常は定期的な検査(2〜4ヵ月に1回)で経過をみることになります。C型肝炎ウイルス遺伝子検査が陽性で、肝機能異常が6ヵ月以上続いている場合、はじめてC型慢性肝炎と診断され、治療の相談をすることになります。肝炎の程度などによってはすぐに治療が必要な場合もあります。

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