C型慢性肝炎とその治療 ペグインターフェロン・リバビリン併用療法

監修:国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 分院長
熊田 博光 先生

治療効果:治療効果

ウイルス排除効果

ペグインターフェロン・リバビリン併用療法で48週間治療すると、従来のインターフェロン単独療法が効きにくいウイルス遺伝子型(ジェノタイプ)1型(セログループ1)でウイルス量の多い患者さんでも、治療終了後6ヵ月の時点で、約半数にウイルスが排除でき、従来のインターフェロン・リバビリン24週間併用療法(20〜30%)に比較して高い効果が得られました。過去にインターフェロン単独治療後に肝炎が再燃した患者さんにおいては、さらに高い約60%のウイルス排除効果が得られています。

一方、ウイルス遺伝子型(ジェノタイプ)1型(セログループ1)でウイルス量の多い患者さん以外の患者さんでは、ペグインターフェロン・リバビリン併用療法で24週間治療すると、約90%のウイルス排除効果が得られました。

肝機能正常化効果

ペグインターフェロン・リバビリン併用療法で48週間治療すると、従来のインターフェロン単独療法が効きにくいウイルス遺伝子型(ジェノタイプ)1型(セログループ1)でウイルス量の多い患者さんでも、治療終了後6ヵ月の時点で、約50〜60%の患者さんで肝機能〔ALT(GPT)〕の正常化が得られました。

ALTが正常化に至らない場合でも、正常範囲上限値の2倍以下の値に低下すれば、肝がんの発生が阻止できる可能性が高くなることがわかっています。ペグインターフェロン・リバビリン併用療法でウイルスが排除できた患者さんやALTが正常化した患者さんに、正常範囲上限値の2倍以下の値に低下した人を加えると、約90%の患者さんで肝機能改善効果が認められたことになります。

(図)肝機能正常化効果

ページトップへ