監修:国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 分院長
熊田 博光 先生
患者さんの体調や合併した病気の状態によってはリバビリンとの併用療法を受けられない場合もあり、そのような場合にはインターフェロン単独の長期治療を考慮します。C型慢性肝炎に使用されるインターフェロン製剤にはインターフェロンアルファ(遺伝子組み換え型・天然型)とインターフェロンベータ(天然型)があり、前者の遺伝子組み換え型製剤には、アルファ-2a、アルファ-2b、アルファコン-1の3製剤があります。投与方法は製剤によって異なりますが、インターフェロンアルファ製剤では最初の2〜4週は毎日、その後は週3回のペースで筋肉内もしくは皮下注射します。
ウイルスの完全消失と肝機能の改善が得られた人では未治療の人に比べて明らかに肝がんの発生率が低く、またウイルスの完全消失が得られなくても治療中肝機能が改善された場合は、肝硬変や肝がんへの進行が抑えられることがわかっています。
インターフェロン療法の効果
インターフェロン治療で著効(ウィルス消失・肝機能正常化)を示した人は無効の人より肝がん発生率が低い。治療後再燃した人(治療中は肝機能正常化)でも無効の人より肝がん発生率は低い

[笠原彰紀、林紀夫:第60回日本癌学会総会発表、2001]

