患者さんの情報広場 専門医に聞くC型肝炎ABC

監修:国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 分院長
熊田 博光 先生

大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学 教授
林 紀夫 先生

Question

インターフェロン療法、ペグインターフェロンとリバビリンの併用療法の副作用について教えてください。


Answer

インターフェロン療法の主な副作用は、インフルエンザ様症状などです。ペグインターフェロンとリバビリンの併用療法では貧血、注射部位症状が加わりますが、いずれも十分にコントロールでき、多くの場合は問題なく治療を続けることができます。


専門医からのコメント

インターフェロンの副作用は何ですか

  • 林  : インターフェロンには様々な副作用がありますが、患者さんがいちばん気になるのはうつ病ですね。しかし、現在インターフェロン療法を専門的に行っている病院で、ある程度経験を積んだ医師にかかると、実際にうつ病でインターフェロン療法が中止されるケースというのは非常に限られていると思います。うつ病は確かにありますが、そのことを理由にインターフェロン療法を中止するのは避けた方が賢明でしょう。そのほかにインフルエンザ様症状、とくに発熱や倦怠感などが必ず出ます。これらはごく初期にみられるもので、この時期は入院で治療しますので、あまり心配はいりません。

ペグインターフェロンとリバビリンの併用療法の副作用は何ですか

  • 林  : インターフェロンの副作用に加えて、リバビリン併用時に多くみられるのが貧血(ヘモグロビン減少)です。服用を開始して約1ヵ月間は徐々にヘモグロビンが減少しますが、その後はある一定の値以下にヘモグロビンが低下することは少なく、治療が終わればもとの値に回復します。貧血のために服用量を減らさなければならない患者さんはごくわずかだと思います。またリバビリンは動物実験で催奇形性が報告されていますので、妊娠している方やすぐにお子さんをつくりたいという方には使用できません。そのほかにペグインターフェロンによる副作用として、注射部位が赤く腫れたりかゆく感じたりすることが多くみられますが、これは早くて1〜2日、通常は長くても3週間で治まります。

(イラスト)

この治療では必ず副作用を経験することになりますが、医師の指示通りに定期的に検査を受けて、何か異常に気づいた場合は必ず医師に相談するようにしていれば、安心して治療を続けることができます。



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