患者さんの情報広場 専門医に聞くC型肝炎ABC

監修:国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 分院長
熊田 博光 先生

大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学 教授
林 紀夫 先生

Question

その他、患者さんが注意すべきことは何でしょうか?


Answer

C型慢性肝炎を克服し、病気の進行をくい止めるには、患者さん本人がこの病気をよく理解し、症状がなくても定期的にかかりつけの先生あるいは専門医を受診し、常に肝臓の状態をチェックしておくことが大事です。


専門医からのコメント

  • 林  : 最近マスコミなどで肝炎のことが報じられることが多く、患者さんが神経質になっている面がありますが、この病気は非常に長い期間をかけて進行するので、とくに専門医にかかっている方は、医師を信頼していただいて、あまり右往左往しないということが大切だと思います。治療法がさらに進歩することも考えられますので、現在の治療でうまくいかないからといって将来的にも治らないわけではありません。長い目で治療を考えてほしいと思います。
  • 熊田 : すぐにでも治療を始めた方がいい患者さんもいます。その点専門医であれば、早めに治療を始めた方がいい患者さんと、少し様子をみてもいい患者さんの判別もできますから、迷わないで一度専門医に相談してほしいですね。

肝臓によいという健康食品や民間薬は使ってもいいでしょうか

  • 林  : 最近、そうした健康食品や民間薬の広告を多く見ますが、C型慢性肝炎は原因がウイルスであることがはっきりしているわけですから、肝臓によいというだけでは必ずしも効果は期待できません。しかも食品あるいは生薬だからといって安全とは限りません。健康食品や民間薬で逆に肝炎が起こる場合もあります。ですから健康食品や民間薬に頼るのは危険で、その場合も必ず専門医に相談してほしいと思います。

C型慢性肝炎の病気をよく理解し、かかりつけ医を信頼して治療にあたりましょう。わからないことがあれば、ためらわずに専門医に相談しましょう。

(イラスト)

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