患者さんの情報広場 C型慢性肝炎Q&A

監修:国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 分院長
熊田 博光 先生

治療を受けて

Question

過去にインターフェロン治療を3回しました。3回目の治療を終えた後、ウイルス検査で陰性が1年近く続いています。ウイルスは排除されたと考えてよいですか。排除されたと考えられる判断基準を教えてください。(46歳男性)


Answer

治療が終わってから6ヵ月後に検査をして、ウイルスが血液中に残っていなければほぼ完治と考えられます。質問者の方は、ウイルスがほぼ排除されたと考えてよいでしょう。


Question

ペグインターフェロン・リバビリン併用療法で治療中です。現在、ウイルスは消えていますが、消えた時期が遅く、48週間の治療が終わればまたウイルスが出てくる可能性が高いと言われました。48週より長くペグインターフェロンを続ければ効果があるのでしょうか。(53歳男性)


Answer

ペグインターフェロン・リバビリン併用療法では、治療開始4週以内にウイルスが消えた人は、ほぼ100%治ると考えられています。12週以内にウイルスが消えれば、約7割の確率で完治することがわかっています。これを過ぎると治療成績が落ちていき、6ヵ月以降になると、ウイルスが消えても48週の治療終了後に再びウイルスが見つかる可能性が高いのが現状です。これを再燃と言います。現在、ウイルスが消える時期が遅い(12週以降)場合は、48週間の治療期間を72週間に延長している方もいらっしゃいます。治療期間を延ばすことで効果が高まることが期待できますが、このような治療については今後も慎重に検討していく必要があります。


Question

現在、グリチルリチン配合剤の注射、ウルソデスオキシコール酸の内服、あるいは小柴胡湯で治療しています。このままずっと今の治療を続けてよいでしょうか。(56歳〜76歳男女多数)


Answer

ウイルスを体から排除し、C型慢性肝炎を完全に治す治療法は、現在、インターフェロンを使った治療しかありません。肝機能や血小板の数を目安にして、インターフェロンを使った治療開始を考えるのが第一選択です。ただし、年齢、体力、合併症など患者さんの状態は個々で異なります。人によってはインターフェロンを使えないこともあり、その場合はグリチルリチン配合剤の注射、ウルソデスオキシコール酸の内服、あるいは小柴胡湯を使った肝庇護療法が必要になります。一度、肝臓の専門医とインターフェロン治療について相談してみることが重要です。


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