DDW-Japan 2004 Fukuoka サテライトシンポジウム


久留米大学 名誉教授
谷川 久一 氏

Professor of Gastroenterology Chief,
GI and Liver Unit,
Depertment of Clinical Medicine
University of Palermo, Itary
A.Craxi 氏

虎の門病院 副院長
熊田 博光 氏
ペグインターフェロンアルファ-2b(PEG-IFNα-2b/商品名:ペグイントロン®)が2004年10月に承認された。C型慢性肝炎のジェノタイプ1かつ高ウイルス量の症例を対象に、リバビリン(商品名:レベトール®)との併用療法が認められたわが国唯一のペグインターフェロン製剤である。PEG-IFNα-2bは、IFNα-2bに12KDのポリエチレングリコール(PEG)を結合させた薬剤で、このPEG-IFNα-2bとリバビリン48週間併用療法では従来のIFN製剤を上回る治療成績が報告されており、これまでの治療で効果が得られなかった症例に希望をもたらすことは間違いない。
このほど福岡で行われたDDW-Japan 2004 Fukuokaでは、PEG-IFNα-2b+リバビリン併用療法に関する欧米と日本の臨床成績を紹介するサテライトシンポジウムが開催され、海外からはPalermo大学(イタリア)教授のA. Craxi氏が、日本からは虎の門病院副院長の熊田博光氏が講演した。シンポジウムの座長は久留米大学名誉教授の谷川久一氏が務めた。
《講演1》
A.Craxi氏
- How to Maximize HCV Treatment Efficacy
Practical Applications of Results from Landmark Trials - 体重毎に用量調節されたPEG-IFNα-2b+リバビリンのSVR率は61%
- 体重差がSVR率に影響しないPEG-IFNα-2b
- ペグ分子量で異なる薬物動態と抗ウイルス活性
《講演2》
熊田博光氏
- C型肝炎治療、世界標準時代へ!
リバビリン併用療法、PEG-IFNの全容を解明する - C型慢性肝炎における世界標準治療がようやく日本へ
- PEG-IFNα-2b+リバビリン併用療法に関する国内臨床開発試験の成績
対象は難治性のジェノタイプ1かつ高ウイルス量で、
投与前のウイルス量が850KIU以上の症例が多くを占める - 再燃例に対して62.6%のSVR率
- 体重別用量設定によるメリット
- 治療期間の完遂が最も重要
- 高齢者に対するPEG化製剤の有用性
- ウイルス消失時期で予測するSVR率
- ウイルス陰性化が得られない症例でもALTを低下させる効果に優れる
- 血球系の急激な減少は観察されていない
- ALT値正常化例は投与を継続すべき


