C型肝炎 News&Topics 講演会・座談会記録集

DDW-Japan 2004 Fukuoka サテライトシンポジウム

C型慢性肝炎における世界標準治療

《講演2》
C型肝炎治療、世界標準時代へ!
リバビリン併用療法、PEG-IFNの全容を解明する

熊田氏写真

C型慢性肝炎に最も有効な治療法
難治例を対象とした全国治験で明らかに

虎の門病院副院長の熊田博光氏は、ペグインターフェロンアルファ-2b(PEG-IFNα-2b/商品名:ペグイントロン®)+リバビリン(商品名:レベトール®)併用療法の国内臨床開発試験の成績を紹介。ジェノタイプ1かつ高ウイルス量の難治性C型慢性肝炎症例を対象とした検討で、上記療法が約50%という高いウイルス学的著効(SVR)率を達成し、また、過去のIFN療法後にウイルスが再燃した症例ではさらに高い63%のSVR率が得られたことを明らかにした。さらに治療開始後12週以降にウイルスが陰性化した症例でも、通常の投与期間である48週まで治療を継続することにより、4割近くの症例で最終的なウイルス陰性化が得られることを報告した。

C型慢性肝炎における世界標準治療がようやく日本へ

日本でC型慢性肝炎に対するIFN単独療法が保険適用となったのは1992年、リバビリンとの併用療法が認可されたのは2001年であったが、熊田氏は、2004年10月にPEG-IFNα-2bとリバビリンの併用療法が日本で承認されたことについて、「わが国のC型慢性肝炎治療がようやく世界標準に追いついた」と評価している。
ジェノタイプ1かつ高ウイルス量のC型慢性肝炎症例は難治であり、日本人のC型慢性肝炎の約6割がこのタイプだと言われる。IFNを用いた国内の治療成績をみても、このタイプのSVR率は、IFNα-2b単独療法(24週)で2%、PEG-IFNα-2a単独療法(48週)で16%、IFNα-2b+リバビリン併用療法(24週)で20〜30%にとどまっている。そうしたなか、PEG-IFNα-2b+リバビリン併用療法(48週)が国内臨床開発試験で48%という高いSVR率を達成。この結果を受けて申請からわずか8カ月たらずの早さで承認された。
以下、PEG-IFNα-2b+リバビリン併用療法(48週)国内臨床開発試験に関する熊田氏の報告を紹介する。

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