C型肝炎学術講演会

《講演1》
Practical Application of Pegylated IFN+Ribavirin
from Pivotal Trials in Hepatitis C
演者:Maria Buti,MD
Professor,Chief,Internal Medicine and Hepatology
Hospital Universitario Vall d'Hebron Barcelona,Spain
演者のButi氏は、PEG-IFNは従来のIFNと比較して有害事象の発現率が低いため非常に使いやすい薬剤であると、その臨床的印象を語った後、2種類のペグ化IFNの特徴を紹介した。PEG-IFNには、12KDのポリエチレングリコール(PEG)を結合させたPEG-IFNα-2b(ペグイントロン®)と40KDのPEGを結合させたPEG-IFNα-2aがある。Buti氏はこの2種類のPEG-IFNについて、それぞれの生物活性、体内での薬物動態などを比較検討し、PEG-IFNα-2aと比較してPEG分子量の小さいPEG-IFNα-2bは抗ウイルス活性が高く、IFNレセプターへの親和性においても優れることを指摘した(図1)。次に、PEG-IFNα-2b+リバビリン併用療法においては、個々の患者さんの体重を考慮して薬剤の投与量を調節することが、体重による治療効果の差を出さない(図2)と共に副作用の発現を減少させるために重要であると指摘。また治療12週目まで減量せずに治療を持続することが、ウイルスの陰性化にとって極めて大切であると述べた。
図1 PEG-IFN α-2bとPEG-IFN α-2aの生物活性と薬物動態

図2 体重毎に投与量調節した場合のPEG-IFN α-2b+リバビリン併用療法の治療効果

Manns et al.:Lancet 2001


